兵庫☆上陸

恭喜恭喜!!

シルクロード展へ行ってきました。
http://www.new-silkroad.jp/
予想通りの人出で、充実した展示物でした。といいたいところですが、う〜ん、あまりよくわからなかったのが本音。墓を掘りあばいたもの(埋葬品)の展示やからそこに暮らしたの人の姿がはっきり見えない。BC2000〜1000なんだから物が残っているだけでも素晴らしいのだからしょうがないか、でももっと情報がほしいな。展示の中には、ミイラや織物があって、古代から人の暮らしや信仰を求める気持ちは(おおまかには)変わりがないのだなあと思った。織物は早い時期から今とほぼ変わらない水準だった!推定前2世紀から前1世紀のミイラの赤ちゃんが紐でぐるぐるに縛ってあったので「緊縛崇拝」はほんまに昔からのもので場所に関わりなく発現が見られることが確認できた。
一番お勉強になったのは、遠くから見てもそれとわかる「女娲と伏羲の掛け軸」。一人は曲尺を、一人はコンパスをもち、腰から下は蛇のような形状でねじりながらひとつに結ぼれているのは
からだのなかのタオ―道教の身体技法
のとおり。(P176,177)そして背景は禹歩のデザインがいくつもかたどられていた。禹歩とは簡単にいうと「夜空の星を踏む、という行為をして宇宙の諸力がいつまでも調和的にあり続けることを願い、その力の運動を象徴的になぞる禹歩を踏むもの(巫女)は、当然その力と一体化し、不思議な力を共有できる」という道教的自然観に基づいたものです。(P74)
と、あるのですが、その掛け軸の顔はどう見ても彫りがやや深い!やや濃い!モンゴロイドじゃない。。。そういえば仏像の顔も彫り深いし、体がっしりしてるし。外から入ってきた文化がその場になじむとはこういうことかな、入乡随俗ですな。
残念なのはその掛け軸のポスター、ポストカードが無かったこと。そして、東京の兵馬俑展のように、展示に関係の無い中華雑貨売店に人が群がっていたこと。
私の前に車椅子の人がいたのですが、展示のうちいくつかは高い位置に置いてあるのに加え、さらに台の上にモノをおいていたので背伸びをしても見えなかったようです。説明だけ読んでもモノが見えなければ意味がない、改善してください。
兵庫県立美術館も広いことがいくらかカバーしているけれども、全面コンクリート打ちっぱなしで、息の詰まるつくりでした。毎日通う人は心がガサガサしないのかなあ。
そのあと、メリケン波止場で遊んだ後南京街へ。初めて行ったからおもろかったよお。変な人形がたくさんあって!今度はゆっくり行きたいなあ。