kummi2007-01-14

いつも願う
記憶を定着させたい
身体に記憶させたい


けれど記憶はあいまいで
寂しさも悲しみもこのときだけのもの
愉しさはさらに模糊として
感動の大きさと現実感は比例しない


浮いている 離れていく
そんな体験ばかりしている
世界から離れていく感覚ばかり拡がっていく


空から見下ろせば瞬時にわかる
何も言うことはない
ただ美しさが漂っている
雨も雲も関係ない
君が水を欲しようと
君が生まれ君が死のうと
君が君を君が君に君のためのものなんてひとつもない
持てる人なんて最初からいない
空には冷酷な美しさだけが漂っている
その正しさは否定できない