ほいっと〜、ほいっと

住吉大伴祭

住吉大伴神社の歴史ある祭り。勤め先のバスの運転手、Tさんのご好意で、昼食をご馳走になり、娘さんに付近を案内してもらい祭りを見てきた。
12時過ぎから神社で今回の祭りの成功・安全を祈願する式が厳かに(境内ではにぎやかに)行われた。裏では神様がお骨入れのようなものには入って奥から出てくるところも見ることが出来た。
神様が神輿に座されたあと、速やかに担ぎ手が神輿を担ぎ上げ、まずは境内の御神木の前で揺らし、天に掲げる。神道の神様は揺られるのがお好きなようだ。
この神輿400キロほどある。それを屈強な、軟弱な男集が肩に、背に、担ぎ上げ文字通り力の限り支える。

最初の山場は、神社の鳥居越えだ。住吉大伴神社は比較的小さい神社。なにぶん低い鳥居のこと。鳥居に当たって神様(鳳凰が屋根に乗ってます)を傷つけてしまわないよう、神輿を思いっきり下に下げる。下に下げてその状態を維持するのは、頭の上に掲げるより数段キツイことは誰でも思い当たるだろう。
頭がバランスを見て声をかけ、若頭も周囲に気を配って皆で鳥居越えを果たすと、馬を引き連れ巡行のはじまりはじまり。

男集の中には何十年も担いできたおかげで、肩が(Tさん夫人いわく)「ヒトコブラクダ」になっている方もいらっしゃいました。触らせていただくと皮膚が硬く盛り上がっていました。祭りに詳しい方には当たり前の現象かもしれません。しかし新興住宅地育ち、祭りといっても地蔵盆くらいで、それも名ばかりの夏祭りであるわたしは、あのような身体の変化は初めてみました。
それは、一人の身体に歴史が刻まれた証だと感じました。そして、これから先、そのような重厚な歴史がわたしの身体に刻まれることがあるのか、刻むことは出来るのだろうか、果たして刻む覚悟(決断)をすることが、わたしにはできるだろうかと思いました。

今日はここまで。これから以下、気になった点を一つ一つ書いていこうと思います。

  1. 他の地域も同じ日に祭りがあったこと。
  2. 担ぎ手を2割、外から呼んでいること
  3. 若者の祭りの参加の仕方
  4. 交通について
  5. 天狗が子どもをつれて歩くこと
  6. 天狗への子どもの反応
  7. 担ぎ手の身体の変化

秋晴れの下、京都(境目)育ちの私が人生3回目の嵐電に乗り(少なッッッ)、楽しんできました。楽しくって、ここのところてんやわんやに忙しかった疲れも吹っ飛び、今日は珍しく皿を洗いました。いつもは洗ってないのね、親不孝モノ。